金谷さおりブログ きみのゆめ農園

Saori Kanaya Private Blog

妊娠中の働き方と産後休取得

先日、第4子となる男の子を無事に出産しました。
妊娠が分かったのは去年の夏。
私が勤務しているコンサルティング会社では、これまでに女性社員が産休や育休を取得した経験がなかったため、正直なところ、これを機に大好きな仕事を続けられなくなるのではないかと非常に悩んだことをよく覚えています。

最後に出産したのは、現在小学3年生の長女を産んだ9年前。
当時とは自分自身の状況も、そして社会の体制も大きく変化しており、その中で家族のあり方や働き方についても随分と考えさせられました。

最終的に私が出した結論は、以下のようなものです。

1.仕事内容・量は減らさない
→コンサル業務は時間換算することが難しく、各業務のどの作業に何人日分カウントされているかが既に決まっているため(※その上で年俸も決まっている)、自分に振り当てられている仕事は全て自分でこなしたいと思った。

2.産前休は取らない
→産前休はあくまでも希望なので、可能な限り働きたいと思った。

3.産後休を6~8週間取得
→産後休(基本は8週間、医師が可能と認めた場合は6週間)は必ず取らなければいけないので、最低限は休む必要があった。

4.育休は取らない
→コンサルとして仕事をようやく覚え始めていた時期であったため、数ヶ月~1年以上に及ぶ育児休暇まで取得することは避けたいと思った。

その計画を固めた上で、仕事を続けていきたいという意思のもと、直属の上司に妊娠の報告と相談をしました。
仕事の厳しさも楽しさも、全てその上司に教わったと言い切れるくらい尊敬している方で、私が家庭や育児と仕事をうまく両立できるよういつも配慮をいただいており、上司は突然の報告に驚きながらも受容してくださいました。
その後は社長への報告のタイミングにも同席してくださったりと、多くの面でフォローしていただいたことには、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。

会社としても、初めてとなる女性社員の妊娠・出産に対して、これを機会に就業規則を見直す等の多大なるご配慮をいただきました。
とりわけ最もありがたかったのは、自宅作業を業務として認めていただいたことです。
体調が優れない時や、地方出張の前後で疲労が溜まっている時は、間に自宅作業を挟むことでうまく体調を整え、クライアント先に赴いての会議やイベントにはしっかり出席できるよう調整していきました。

また、たくさんのサポートをいただいている以上、私としてもできる限り会社に迷惑をかけないようにしたいとの思いがありました。
自分のところで業務を滞らせないように迅速に仕事を進めたり、たとえ自宅作業であってもかなりストイックに作業したり、調子の良いときは徹夜をして可能な限り先へ先へと仕事を進めておくこともありました。周囲が遠慮をしないように、積極的に仕事が回ってくるよう自分から声を出していくことも必要でした。
幸いなことに妊娠の経過も順調でしたし、第4子ということもあって、どこまでの無理が可能かの自己判断ができる状況だったのは大きかったです。

せり出たお腹での地方出張は大変だと思われる方も多いと思いますが、私はもともと地方に行くことが大好きだったので、全く苦にはなりませんでした。
通勤ラッシュにぶつからないように早朝や10時以降の便を選ぶようにし、前泊や後泊も調整しながら、安全に行けるように留意しました。
胎動を感じるようになると、息子は新幹線や飛行機の中でハイテンションで動き回り、彼なりに私との出張を楽しんでくれていたのではないかと勝手に解釈しています(笑)。
妊娠7ヶ月くらいで沖縄に行った時の、飛行機が沖縄に着陸する間際のはしゃぎっぷりと言ったら、凄まじいものでした。

ただ、どんなに仕事を溜めないように留意していても対応しきれない状況が訪れることもありますし、トラブルが生じることもあります。また、普段から会社で顔を突き合わせていれば都度お互いの進捗が確認できることも、私が自宅作業を挟み出社日が減ることにより、一つひとつの確認にもメールや電話が必要になったりと、周囲に手間をかけさせてしまうこともあります。
それでも、いつもメールをいただく時には「体調はどうですか?」「お腹の張りは休んでの合図だよ!」などの温かい言葉を添えてくれた会社の皆さん、特に、同じように妊娠・出産を経験されてきた女性社員の皆さんの言葉には、毎回毎回励まされていました。

私が実感している以上に、会社の皆さんにはご迷惑をおかけしていたと思います。
多くの支えがあったからこそ、無事に出産を迎えられたことに、心から感謝です。

産休中の現在は、私が仕事をしてしまわないようにと、会社から何か連絡事項がある度に「仕事のことは忘れて」という言葉が必ず添えられており、今でも心配をかけているのだなぁと申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、復帰後にはますます仕事に励み、恩返しをしていきたいと気持ちを新たにしているところです。