金谷さおりブログ きみのゆめ農園

Saori Kanaya Private Blog

秋田県男鹿市。安全寺地区。

【農×福】農福連携をスタートしたある市での取組

とある市から、農福連携を推進したいというご相談をいただきました。
「とても大切なことだとは分かっているけれど、具体的にどう進めたらよいのか分からない」
様々な市町村の方から、同様のご相談をいただきます。

ひとことで「農福連携」といっても、その手法には多くのスタイルがあり、市町村によって求められている姿は異なります。
地域ならではの課題にいかに向き合い、いかにして有効な仕組み創りあげるかということは、しっかりとそこに住む人たちの話に耳を傾けなければ明確にはなりません。

農福連携をテーマとする事業を行うのは初めてだというこの市では、課題に対する理解を深めるため、今年度は生産者と福祉サービス事業者に対するヒアリング調査を実施することになりました。
事業のスタートに立ち会えることの喜びと責任の大きさに、背筋が伸びる想いがします。

この市の素晴らしいところは、行政の担当者さんたちの熱意。
農業サイドの部署がリーダーシップを取りつつも、福祉サイドの部署の方々としっかり連携し、想いを一つにして事業を進めています。
初めは農業部門の担当者さんと進めていた打ち合わせも、事業の実施が現実味を帯びてきた頃から、福祉部門の担当者さんも出席してくれるようになりました。
会議の日程調整をするだけでも大変そうですが、それを一手に引き受けているのは農業部門の課長さん。
実は、かつては福祉部門にいたことがあり、そちらの状況にも精通していらっしゃいます。
一方、以前は農業部門にいた方が現在は福祉部門の担当者であったりと、お互いをよく知るプレイヤーが集まっていることで、しっかりとした連携体制が出来上がっているのです。

農福連携を進めるときは、それぞれの部門の担当者間に情報を共有できる体制があり、お互いの合意のうえでともに歩みを進めていくことがとても大切になります。
この市には理想的な体制があり、調査以降の具体的な仕組みづくりについても、大きな可能性が秘められていると感じます。

来週からスタートするヒアリング調査も、有意義なものになりますように。。。
この地域で多様な人材が農業分野で活躍しながら、より農業が発展できる仕組みづくりに貢献できるよう、自分も全力で取り組んでいきたいと思います。